この記事は、「ハイトレFX億トレーダーへの道」さんのYoutubeをもとに「環境認識のやり方」を学んでいきます。
- 環境認識の手順を理解する‼
- 左側の波形の読み取り方を理解する‼
- 自分のトレードで環境認識を実践できるようになる‼
今回勉強させて頂いた「ハイトレFX億トレーダーへの道」さんのYoutube動画
：：：【FX初心者必見】超わかりやすく環境認識のやり方を解説：：：
：：：【永久保存版】環境認識の全てがわかる完全講義：：：
今回解説する「環境認識」に加えて、「チャートの監視方法」もしっかり勉強しておきましょう。下の記事をご参照ください。
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環境認識のやり方│理論編
環境認識は、チャートの方向性を読み取るために必要なスキルになります。
環境認識のスキルが身につくことで、エントリー根拠を増やすことができ、それによって優位性の高いトレードが行えます。
環境認識の方法はトレーダーごとの経験によって違いがあると思いますが、今回は「ハイトレFX億トレーダーへの道」さんがYoutubeで解説されている環境認識の手順をまとめていきます。
環境認識においての「左側の波形」の考え方
環境認識は、まず監視足において、現在の波形に対応する波形を左側に見つけることから始めます。
このときの監視足とは、ご自分がメインで見ている時間足になります。
もしも、監視足の左側の波形に、現在の波形に対応する波形が見つかった場合には、エリオット波動を用いたエントリーができる最低条件が揃っているとして捉えることができます。
逆に、監視足の左側の波形に、現在の波形に対応する波形を見つけることができなかった場合には、その時間足ではエリオット波動を根拠としたエントリができないことになります。
| 監視足の左側の波形を確認 | 監視足の左側の波形を確認 |
| ⇩⇩⇩⇩⇩ | ⇩⇩⇩⇩⇩ |
| 現在の波に対応する波形を確認できる | 現在の波に対応する波形を確認できない |
| ⇩⇩⇩⇩⇩ | ⇩⇩⇩⇩⇩ |
| その時間足で波形が動いている | その時間足では波形が動いていない |
| ⇩⇩⇩⇩⇩ | ⇩⇩⇩⇩⇩ |
| エリオット波動を根拠にエントリーが可能 | エリオット波動を根拠にエントリーが不可 |
監視足において左側の波形を確認できれば、エリオット波動を根拠にエントリーが可能になります。
「エリオット波動」については、下の記事をご参照ください。
環境認識においての「左側の波形」の探し方
「環境認識による左側の波形の考え方」は前述した通りですが、文章だけでは少し難しいので、具体的に図を使って説明していきます。
左側の波形を探すときには、「今の上昇・下降の波形において、それとは逆のトレンドで、これからの利確目標となる高安ラインがある波形」を探していきます。
下の図を４時間足チャートだとします。
現在、青〇の位置にいるとして、左側の波形はどこになるかを考えていきます。
左側の波形を探すときには「現在のトレンドと逆のトレンドで、利確の目標になるまだ到達していない高安ラインがある波形」を探します。
現在、青〇に位置にいて、オレンジの波は上昇トレンド中なので、この逆のトレンドである下降トレンドの波を探します。
このとき、すぐ左側にある紫色ボックスで囲んだ波形ではないかと考えるトレーダーは多いのですが、それは間違いです。
その理由は、青〇の場所が、紫色ボックスの高値である緑〇の場所を超えているため、左側の波形を探す定義にある利確の目標になるまだ到達していない高安ラインがないからです。
そのため、今回の波形では、まだ到達していない赤〇の高値がある水色ボックスで囲んだ波形が、現在の波形に対応する左側の波形になります。
そして、この左側の波形を確認できたことで、この時間足でのエリオット波動のエントリーが可能ということになります。
左側の波形を確認できるということは、その時間足で波形が動いていることの証明になります。
そして、その証明ができれば、それ以上の環境認識をする必要はなくなるため、この時間足でタイミングをはかりエントリーしたり、下位足に切り替えてエントリーしたりすることができます。
もし、この時間足において左側の波形を見つけることができない場合には、上位足に切り替えて左側の波形を見つけることになります。
今回の例では、監視足が４時間足なので、その上位足である日足、週足、月足の順番に確認し、左側の波形を見つけることになります。
| 監視足の左側の波形を確認 | 監視足の左側の波形を確認 |
| ⇩⇩⇩⇩⇩ | ⇩⇩⇩⇩⇩ |
| 現在の波に対応する波形を確認できる | 現在の波に対応する波形を確認できない |
| ⇩⇩⇩⇩⇩ | ⇩⇩⇩⇩⇩ |
| その時間足で波形が動いている | その時間足では波形が動いていない |
| ⇩⇩⇩⇩⇩ | ⇩⇩⇩⇩⇩ |
| エリオット波動を根拠にエントリーが可能 | 監視足の上位足において左側の波形を探す |
環境認識を「チャートにラインを引くこと」と考えているトレーダーが多いのですが、ライン引きはあくまでもおまけの作業です。環境認識において最も大切なことは、その波形が現在どの時間足で動いていて、どの方向に優位性があるかを見極めることです。
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環境認識のやり方│実践編
「環境認識のやり方│理論編」の考え方をもとに、実際のチャートで環境認識をしてみます。
今回は、主要通貨ペアであるドル円、ボンドドル、ユーロドルの３つのチャートを例に挙げて環境認識をしていきます。
環境認識の実践①：ドル円
監視足で左側の波形を見つける
下の画像は、ドル円の４時間足チャートです。
現在の価格は緑矢印の位置で、左側の波形を確認すると、水色で囲った部分の波形を捉えることができます。
ただ、水色で囲った左側の波形と現在の価格を比べたときに、現在の価格が左側の波形を超えた場所にあるため、この４時間足チャートでは、エリオット波動を用いたエントリーができそうにありません。
このとき、仮に、現在の価格がピンク色の矢印の位置であるならば、まだ水色で囲った波形を超えていないので、エリオット波動でのエントリーができることになります（下の画像）。
また、チャートによっては、左側に波形が見えないこともあり、そのような場合もエリオット波動でのエントリーができないことになります。
ここでは、左側の波形を確認して、現在の価格が左側の波形を超えているかの判断をするだけなので簡単な作業になります。
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左側の波形を確認したあとの３つの選択
監視足において、左側の波形を確認したあとは、その結果によって３つの選択をすることができます。
- 現在の時間足（今回は４時間足）だけで判断してエントリーする
：エリオット波動でのエントリーが無理な場合には、基本的にダウ理論を使ったトレンドフォローをすることになるので、適切な押し戻りを待ってエントリーします。 - 時間足を下げてトレンドフォローする or エリオット波動を使ったエントリーをする
：時間足を下げることで左側に波形が見えることもあるので、その時間足でエリオット波動のエントリーをするか、トレンド方向でのエントリーをします。この場合、上位足の環境認識をして方向を把握する必要があります。 - 日足、週足、月足を確認して、どの時間足で動いているかを確認してエントリーする
：「③」の中身については後述して詳しく説明します。
この記事では、環境認識について詳しく解説するので、「③日足、週足、月足を確認して、どの時間足で動いているかを確認してエントリーする」についてまとめていきます。
≪ドル円の日足チャート≫
現在は、緑色矢印の位置にいて、水色で囲った部分が左側の波形になります。
左側の波形との位置関係を考えると、すでに天井圏にいることもあり、この後、エリオット波動でのエントリーはできないことが確認できます。
ただ、現在の波形を見ると上昇トレンド中とも捉えることができるので、トレンドフォローをする最低条件だけは揃っていると考えてよいです。
そのため、日足を上昇トレンドとするなら、下位足でロングエントリーをすることもひとつの方法ではあります。
≪ドル円の週足チャート≫
この週足チャートに関しては、日足チャートとほぼ同じ状況であるので説明は省きます。
≪ドル円の月足チャート≫
現在の緑色矢印の位置に対して、水色で囲った部分で左側の波形を確認できるので、この位置からのエリオット波動のエントリーが可能になります。
ただ、黄色のマークの１波に対しての３波が値幅分伸びきっているので、現在の位置から反転して下降することも考えておく必要がありまる。
それらを考慮すると、この状況でのエリオット波動はあまり強い根拠にはなりません。
ドル円チャートの環境認識をまとめます。
- ４時間足はトレンドレス
- 日足、週足は一応上昇トレンド
- 月足でエリオット波動は動いている
月足のエリオット波動で動いていますが、３波が１波の値幅分伸びていることもあり、エリオット波動でのエントリーがしづらい状況にあります。
そのため、このドル円チャートでエントリーするならば、以下の２つの方法でのエントリーになります。
- 日足以上のトレンドに乗って、赤色の水平線を目標に４時間足以下の波形でトレンドフォローしたり、エリオット波動でのエントリーをする
- 価格が下がるなら、黄色のマークでの波形の月足４波を狙って、４時間足以下でのエントリーをする
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環境認識の実践②：ユーロドル
≪ユーロドルの４時間足チャート≫
現在は、緑色矢印の位置にいて、左側の波形は水色で囲った部分になります。
価格がまだ水色の波形の底値まで到達していないので、エリオット波動でのエントリーができそうですが、青〇の安値の時点で、水色の波形の底値付近まで到達してしまっているので、この位置からのエリオット波動でのエントリーは難しいと考えます。
それに加えて、黄色のマークで１波、２波、３波と完成しているので、この位置からのエントリーを考えるなら、トレンド転換からの３波か、下降５波を狙うことになります。
実際には、戻りの波もきれいではなくエントリーは難しいのですが、仮にエントリーするのなら黒色矢印からの下降３波狙いが理想です。
黒色矢印からの３波狙いは少し難しい環境認識になりますが、紫色〇の３点で三尊を形成していることなどを踏まえて予測することができます。
≪ユーロドルの日足チャート≫
現在は、緑色矢印の位置にいて、左側の波形は水色で囲った部分になります。
環境認識では、基本的に重要ラインしか引きませんが、このチャートではピンク色のラインの三角持ち合いがかなり機能しているので監視しておく必要があります。
その上で、エリオット波動を確認すると、黄色のマークで３波の終わりが赤色のライン付近になり、これがちょうど水色で囲った部分の波形の安値ラインにも近いので、この位置がひとつの目標地点になります。
ただし、赤色のラインはあくまでも目標地点にはなるので、他の時間足でも根拠を探した上で赤色のラインを目標としたショートエントリーをすることができ、仮に、三角持ち合いを上抜けた場合には、三角持ち合いの利確ラインを目標にロングエントリーをすることができます。
≪ユーロドルの週足チャート≫
現在は、緑色矢印の位置にいて、左側の波形は水色で囲った部分になります。
左側に波形を確認できるので、エリオット波動でのエントリーは可能になります。
その上で、仮に黄色のマークの波形で動いているのならば、現在は３波中と捉えて１波の値幅分を狙うエントリーができます。
現在は、「日足の三角持ち合いで波が動いている」「日足でも波をカウントすることができる」の２つの理由から、週足を見て環境認識をする必要はありません。
基本的に、左側に波形が見えて、その波形の天底付近までチャートが伸びる場合には、その時間足の波形を確認して方向を決めることが良いです。
その上で、このまま下降が進み、赤色のラインを下抜けした場合には、次の利確目標は、水色で囲った部分の波形で意識されているオレンジ色の〇の位置になります。
そして、さらにオレンジ色の〇の位置も下抜けした場合には、紫色の〇の位置が利確目標になります。
≪ユーロドルの月足チャート≫
現在は、緑色矢印の位置にいて、左側の波形は水色で囲った部分になります。
左側の波形を確認できるので、エリオット波動でのエントリーが可能ですが、黄色のマークで３波が１波の値幅分伸びきっているので、この位置からエリオット波動だけで方向を確定させることはリスクがあります。
そのため、この月足から確認できることは、下降トレンドが継続していることと、もしもこのまま下降が継続した場合には、利確目標が青〇の安値付近（下の画像：左下）になることくらいです。
現在は日足の波で動いていて、下降するならば日足の３波の値幅を狙うことができ、上昇するならば三角持ち合いの値幅を狙うことができます。
その上で、現在は三角持ち合いの下限ラインに反発し上昇しているので、４時間足以下の時間足でエントリーするならば、ロングエントリーの方が優位性が高いことが分かります。
仮に、４時間足以下でロングエントリーをする場合でも、利確のいったんの目標は日足の三角持ち合いの上限ラインまでになります。
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環境認識の実践③：ポンドドル
≪ポンドドルの４時間足チャート≫
現在は、緑色矢印の位置にいて、左側の波形は水色で囲った部分になります。
すでに左側の波形の安値まで到達しており、３波もいったん完成しているので、エリオット波動でのエントリーは難しいことになり、上位足で判断をすることになります。
≪ポンドドルの日足チャート≫
現在は、緑色矢印の位置にいて、左側の波形は水色で囲った部分になります。
左側の波形を確認できるのでエリオット波動でのエントリーが可能となり、仮に、このまま上昇するのであれば黄色のマークで３波の値幅の上昇を狙い、ピンク〇の高値までを利確目標にすることができます。
ダウ理論で見ても、一応上昇トレンドになっているので、日足未満で押し目があればロングエントリーをしやすい環境と言えます。
≪ポンドドルの週足チャート≫
現在は、緑色矢印の位置にいて、左側の波形は水色で囲った部分になります。
黄色のマークでエリオット波動と考えてもよいですし、この後、大きく動くのならば、オレンジ色のマークでエリオット波動と考えてもよいです。
ダウ理論で見ても上昇トレンドなので、日足以下の良い押し目でロングエントリーをするならば勝率が高いことになります。
≪ポンドドルの月足チャート≫
現在は、緑色矢印の位置にいて、左側の波形は水色で囲った部分になります。
現在は、水色で囲った部分の波形の安値まで到達した後であり、意識されている紫色のラインにも反発しているので、エリオット波動でのエントリーはできないことになります。
ですが、黄色のマークで１波、２波、３波ときて、ぎりぎり１波の値幅分３波が伸びきっていないことや、下降トレンドの最中ということで、下降する可能性はあります。
このように「日足、週足はエリオット波動が見えて上昇トレンド中」「月足は下降トレンド中」といった具合に、方向がバラバラの場合には困ってしまいます。
そのようなときには、基本的に時間足が短い日足、週足、月足の順番で方向を優先するようにします。
今回のチャートの例では、日足でエリオット波動もダウ理論も確認できたので、日足をいったん優先して、日足のトレンドが崩れた時に、再度環境認識をすることが妥当です。
今回は解説記事であったので、日足、週足、月足の順番ですべてを確認しましたが、日足の段階で方向が分かれば、それ以上の時間足はほとんど確認する必要はありません。
ポンドドルの環境認識をまとめると、
- 現在は、日足の波で動いている
- 日足で上昇トレンド中
- 日足以下の時間足でロングエントリーを狙うと勝率が高くなる
というふうになります。
まとめ
今回は、「ハイトレFX億トレーダーへの道」さんの「環境認識のやり方」について、Youtubeで紹介されている内容を自分なりに解釈してまとめました。
「ハイトレFX億トレーダーへの道」さんのYoutubeを見ながら、この記事を確認して頂けると内容を把握しやすいと思います。
環境認識は慣れてしまえばすぐに確認ができるようになりますし、基本的には左側の波形を見つけることができれば、その時間足のその波形で動いていることの証明になるので、他の上位足を細かく環境認識する必要がなくなります。
「環境認識＝ラインをたくさん引くこと」とイメージしているトレーダーが多いのですが、ラインは極力少なくして、現在の優位性の高い方向と、どの波で動いているかの確認をすることが環境認識だということを理解しましょう。
日々の積み重ねが本当に大切です。
FXで稼ごうとされている初心者トレーダーの皆さん、一緒に頑張っていきましょう。
今回解説する「環境認識」に加えて、「チャートの監視方法」もしっかり勉強しておきましょう。下の記事をご参照ください。
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