【エリオット波動】推進波（第1～5波）と調整波（a～c波）を徹底解説!!

2024-03-042024-10-07

この記事では、FXを全く知らない方でも分かるように、「エリオット波動」について解説していきます。

この記事の目的‼

「エリオット波動」はダウ理論と並んで、FXのトレードに重要なものになります。しっかり理解しておきましょう。

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エリオット波動

エリオット波動とは、米国の経済学者であるラルフ・ネルソン・エリオットが確立した相場分析理論で、「相場にはパターンがあり一定のサイクルを繰り返して動いていく」という考え方に基づいて相場を分析します。

エリオット波動では、「相場の波動は5つの推進波と3つの調整波をひとつの周期として成り立っている」と考えられています。

この周期は、人間の集団心理によって繰り返されているとされており、数分から数年といった様々な時間軸において観察することができます。

多くのトレーダーが相場分析に使用している分析手法なので、ダウ理論と同様にとても重要な分析方法になります。

エリオット波動は、世界中のトレーダーが使用しているものであるため、エリオット波動を理解したトレードをすることによって、多くのトレーダーと同じ目線でトレードを行うことができます。

多くのトレーダーと同じ目線でトレードを行うことができるということは、大衆心理に合わせたシナリオを立てることができ、トレードで利益を出す可能性を高めることができます。

エリオット波動だけで安定した利益をだすことは不可能ですが、勝率を上げることができることは確かです。

エリオット波動は、トレンド方向に突き進む「推進波：5波」と推進波のあとに発生する「調整波：3波」を1つの周期として考えられています。

推進波	相場のトレンド方向を示す波動、上昇・下降のどちらか
調整波	推進波の進行を逆行して価格を調整する波動

実際のチャートでは、どの波が第○波なのかを認定できるようになるには、ある程度の熟練が必要になります。

エリオット波動では「推進波：5波」と「調整波：3波」を1つの周期としていますが、実際のチャートでは異なる周期になることもあります。トレンドの継続が長期になれば推進波の6波や7波が出る可能性もあるということです。

エリオット波動では、「推進波：1～5波」と「調整波：a～c波」によってひとつの周期が形成されますが、各波にはそれぞれ特徴があります。

1波	1波は新しいトレンドの出発点としての役割を果たし、突然発生することが多いです。 2波が形成されてからその前の波が1波だと判断されることが多く、1波を狙ってトレードをすることは難しいとされています。
2波	2波は1波に対して大きく価格調整が生じる可能性が高い波です。約半値（50.0％～61.8％）を戻すことが多く、継続のチャートパターンが出現します。
3波	1波と2波の確認をしたトレーダーが多く注文をするのが3波です。そのため、推進波の中で最も大きく伸びるのが3波になります。
4波	3波の勢いが一時的に停滞して価格が横ばいになりやすいのが4波になります。そのため、レンジ相場を形成しやすく横ばいの値動きをしやすいです。 2波と似ているが、2波とは異なるチャートパターンになりやすいです。
5波	5波は強力な上昇になることもあれば、弱い上昇を示すこともあります。 1波と同じ長さになりやすく、弱い上昇で5波が3波を超えない場合には「フェイラー」と呼ばれます。

a波	1～5波で形成されたトレンドを逆方向に修正する波がa波です。「トレンド転換の波」とも呼ばれます。 a波は新たな推進波となるため、2波や4波のような修正波の下落よりも大きな値動きになりやすいのが特徴です。
b波	a波に対して約半値を戻すことが多く、継続のチャートパターンが出現します。 1～5波で形成されたトレンドと同じ方向に進むので、トレンドの継続と勘違いしないように注意が必要です。
c波	c波は、a波と同じ長さになりやすく、1〜5波で形成したトレンドと逆方向に大きく値動きする特徴があります。

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