FXトレードで稼げるようになるまでの７つの学習戦略

FXで稼いでいるトレーダーは、常日頃から勉強をして知識量を増やし、そして、その上で相場の分析を行っています。

だからこそ、根拠を持ったエントリーをすることができ、急に相場が変動しても慌てることがありません。

自分の感情に流されることなく、淡々と自分のトレードスタイルを崩さずにエントリーをして、資金を継続的に増やしているわけです。

もちろん、FXを始めたばかりの初心者がいきなりその状態になることは難しいですが、少しずつそのような状態に近づいていくことは可能です。

勉強をせずにFXで稼げているトレーダーはどこにもいないので、しっかりと計画を立てて自己学習を進めていきましょう。

この記事では、「FXトレードで稼げるようになるまでの７つの学習戦略」についてご紹介していきます。

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FXトレードで稼げるようになるまでの７つの学習戦略

FXを勉強するときには、闇雲に進めていくのではなく、段階を踏みながら学習を進めていくことをおすすめします。

FXの学習戦略①：効率良く情報収集を進める

FXを始めてすぐの方は、まずFXがどのようなものなのかを知ることから始めていきましょう。

情報収集の方法は、本を立ち読みしたり、インターネットやSNSを見たりすることで構いません。

このときに重要なことは「大きなお金をかけないこと」 と 「知った情報を鵜呑みにしないこと」です。

その理由は、FXを始める方のほとんどは「FXで稼ぎたい!!」と考えているので、もちろんそのような方を狙った悪質業者も存在しているからです。

そのような悪質業者は、「勝率100％!!」 「これだけ覚えれば大丈夫!!」 「副業収入として月20万円は確実!!」などの謳い文句でFX初心者を騙そうとしています。

情報収集を最初にするのは、浅く広くでもいいので知識量を増やし、悪質業者から騙されるリスクを減らす目的があります。

失敗しても良いからお金をかけて多くの情報を集めたいとされる方もいるかもしれませんが、そのお金はFXのトレードに使えるお金であることを把握しておきましょう。

TikTokは眺めているだけで効率良く情報収集できる!?

一部のトレーダーは「TikTokの情報は嘘だらけだから、見ても無意味!!」と言われますが、個人的には無意味とは考えていません。

TikTokに投稿されている情報はFXで学ぶべき知識の一部を切り抜いたものが多く、何も知らない初心者にとっては、眺めているだけでこれから学ぶFXの知識の予習になります。

ちなみに、これから学ぶFXの知識の予習にはなりますが、「これだけ覚えれば稼げる!!」という部分は間違いなので鵜呑みにすることはやめましょう。

何度も言いますが、FXは簡単に稼げるほど甘い世界ではありません。

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FXの学習戦略②：覚えておくべき基礎知識を徹底学習

情報収集をしている間は、知らない用語がたくさん出てきて理解できないことも多かったはずです。

それらのこともFXを学んでいくことでどんどん解決していきます。

FXの勉強は果てしなく長いので、いきなり勉強をしても長続きしません。

そのため、まずは情報収集をして疑問を持ち、それを解決しながら学習をすることで知識として定着しやすくなります。

FXトレードにおいて聖杯（絶対に勝てる手法）は存在しません。だからこそ、基礎知識をきちんと理解し、チャートの分析をしっかり行える能力を持つことがFXで稼ぐための近道になります。

FXの学習戦略③：エントリールールの構築(過去検証は徹底的に)

FX初心者が必ずしてしまうことは、勢いや感情による「ギャンブルトレード」です。

ギャンブルトレードをしてしまうと損失が膨らみやすくなってしまい、その上、その損失を取り戻そうとエントリーを繰り返してしまう「ポジポジ病」まで発症してしまう可能性があります。

ギャンブルトレードとポジポジ病は、一気に自己資金を溶かしてしまうことに繋がってしまう可能性が高く、その結果、FXから退場させられることになってしまいます。

これを防ぐために「エントリールール」を構築し、エントリールールに従ったトレードを行うようにすることが重要です。

エントリールールに従うことで、ポジポジ病を抑えることができ、損失の拡大を軽減させることができるようになります。

構築したエントリールールは過去検証を行い、再現性が担保できているかをしっかり確認します。エントリールールの構築は簡単な作業ではありませんが、何度も検証を重ねることで自分のトレードスタイルにあったものが完成していきます。

FXの学習戦略④：決済ルールの構築(リスクリワードの徹底)

決済ルールとは、損切り・利確の位置の設定ルールです。

「負けていないのに利益が残りにくい」「コツコツドカン（小さい利益と大きな損失）が多い」「利確位置の手前で相場が大きく変動する」などが多い方は、決済ルールの構築がきちんとできていません。

とくに、チャートの分析が少しずつできるようになったFX初心者に多いのは、利確位置の手前で相場が反転してしまい、その結果、損切りになってしまうことです。

途中経過でポジションが利益の位置にあっても、最終的に損切りになってしまえば資金を溶かしてしまいます。

そのような方は、リスクリワードを徹底し、自分の決済ルールに従ってトレードを行うことが大切です。

FXでは「頭と尻尾はくれてやれ」という格言があり、相場の流れに乗って確実に稼いで利確することが重要です。

FX初心者は「頭と尻尾ももらいたい」の心情になってしまい、エントリーポイントを間違えたり、利確・損切り位置を間違えたりしてしまいます。

FX初心者におすすめの利確・損切り位置の設定方法

利確・損切り位置の設定には、フィボナッチトレースメントやN計算・E計算が用いられます。

ですが、利確の位置に自信がないときには、低めに利確位置を設定して確実性を重要視したトレードを行うことも方法のひとつです。

FX初心者にとって利益が出ていたポジションが、最終的に損切りをしないといけなくなってしまうことは、心に大きな動揺を走らせてしまいます。

FXの世界で生き残るために重要なことは、無駄な損失を出さないことです。

FXの学習戦略⑤：資金管理ルールの構築(3％ルールが効果的)

プロのFXトレーダーであっても必ず損失は発生しますが、しっかりと資金管理のルールを構築しているので、最終的に利益を残せています。

資金管理のルールとは、自己資金に対して１回のトレードで許容できる損失額を決めておくことです。

一般的には口座資金の３％のリスク額でトレードを行うことがよいとされていますが、2％と説明されていたり、3～5％と説明されていたりとさまざまです。

そのため、実際に自己資金の2～5％の額が計算してみて、自分で許容できるリスク額を設定することをおすすめします。

FXではどれだけリスクを減らしたトレードを行えるかが重要になるので、資金管理のルールは徹底することが必須です。

自己資金ごとにおける2～5％のリスク額

FXでは、初期の自己資金を10万円～50万円で設定されてトレードを始められる方が多いみたいです。

そこで、自己資金10万円、30万円、50万円、70万円、100万円の場合にリスク額2～5％がいくらになるのかを表にしました。

自己資金	２％	３％	４％	５％
10万円	2,000円	3,000円	4,000円	5,000円
30万円	6,000円	9,000円	12,000円	15,000円
50万円	10,000円	15,000円	20,000円	25,000円
70万円	14,000円	21,000円	28,000円	35,000円
100万円	20,000円	30,000円	40,000円	50,000円

上記の表から、1回のトレードのリスク額は自己資金ごとに以下のように収めればよいことが把握できます。

自己資金	1回のトレードでのリスク額（２％ ～ ５％）
10万円	2,000円 ～ 5,000円
30万円	6,000円 ～ 15,000円
50万円	10,000円 ～ 25,000円
70万円	14,000円 ～ 35,000円
100万円	20,000円 ～ 50,000円

リスク額に当てはまるエントリーポイントを探すことで、丁寧なトレードを行うことが可能になります。また、それと同時に勢いでトレードをして自己資金を一気に失ってしまうことも防ぐことができます。

FXの学習戦略⑥：ルールを守ったトレード手法(感情のコントロール)

FXではプロトレーダーですら負けることがあるので、FX初心者のあなたが負けることがあることは当然のことです。

負けが続いたとしても、自分のエントリールールを守ってトレードを続けた方が最終的に利益を残せます。

感情のコントロールができず、エントリールールを破って根拠なくポジションを持ってしまったり、損切り位置を延ばしてしまい損失を膨らませてしまったりすることは、自己資金をどんどん溶かしてしまうことに繋がります。

トレーダーの勝率は40～60％に落ち着く!?

どのようなトレーダーでも勝率は40～60％に落ち着くと言われています。

仮に、勝率60％だとして10回トレードを行うとすると、「4回が負け」「6回が勝ち」になります。

このときに、6回連続で買ったあとに4回連続で負けた場合や、交互に勝ち負けが続いた場合には落ち着いたトレードを進めていけますが、最初から4回連続で負けてしまった場合でも動揺せずに感情をコントロールできるかが重要になります。

FX初心者の場合にはどうしても動揺してしまい、勢いや感情に任せたトレードを行ってしまいます。

FXはクリックひとつでポジションを持つことができるため、エントリールールを破ることは簡単にできてしまいます。だからこそ、感情のコントロールができない方はあっという間に損失が膨らんでいきます。

FXの学習戦略⑦：トレードの振り返りをして次に繋げる

自分のトレードを振り返ることは必須の作業です。

とくに、損失を出してしまったトレードの分析は必ず行う必要があり、分析によって改善する部分があった場合には、その部分を改善し、次のトレードに活かさなくてはいけません。

「トレード」→「振り返り」→「トレードルールの改善」という３つの作業が、安定したトレードを行うことに繋がり、そして、安定した利益を得ることに繋がります。

1. トレードルールを守ったトレードをする
2. トレードの振り返りをする（とくに損失を出したトレードの振り返りは必須!!）
3. トレードルールに問題があるならば改善をする

トレードルールは改善を繰り返すごとに精度を増し、自分のトレードに対する自信にも繋がります。それによって、感情に任せたトレードも減っていきます。

FXトレードで稼げるようになるまでの７つの学習戦略｜まとめ

FXのトレードは口座開設をすればすぐに始めることができ、その口座開設も数日あれば完了します。

トレードをすること自体は簡単なので、初心者であってもすぐに始めることができます。

ただ、「トレードができること」と「トレードで稼ぐこと」が等しくなるほど、FXの世界は甘いものではありません。

そのため、なんとなくでトレードを始めてしまうと、あっという間に自己資金を失い、FXの世界から退場させられてしまう可能性があります。

それだけ、何の知識もない初心者がトレードを継続していくことは無謀なことなのです。

例えるならば、極寒の地を服も着ないで裸で歩き続け、なぜ寒いのかも分からずに凍え死んでしまうことと同じ行為だと言えます。

FXの世界は簡単に足を踏み入れることができる世界ですが、退場者も多い世界だということを覚えておきましょう。

FX初心者が目指すべき第一歩目は「FXの世界から退場しないこと」です。

この記事でまとめた「FXトレードで稼げるようになるまでの７つの学習戦略」を参考に準備と心構えを進めてきましょう。

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